ブロック塀の倒壊は人生崩壊のリスクあり?

皆さんこんにちは、トラストホームです。

住宅に対する考え方は時代とともに変化しています。

新しい建物を作る「フロー型」から既存の建物を長く使う「ストック型」となり、

ウッドショックの影響も相まってリノベーションも注目されています。

 

古い住宅を中古で購入しても、土地の上にあるのは「住居」だけとは限りません。

例えば、ブロック塀などがあげられます。

 

特に、中古の家を購入したり、築年数が15年以上の住居にお住いの方は

ブロック塀などに注意が必要です。

 

もしブロック塀が崩れた場合、誰かが怪我をする可能性があり、最悪命にかかわる大けがになるかもしれません。

 

このように所有地の物が人や物に被害を出した場合、その責任は所有者に課せられますし、

また状況にもよりますが、刑事告訴される場合もあります。

 

判例:「7000万円弱の損害請求を受ける」や「過失致死傷罪として刑事罰を受ける」

平均生涯年収のうちの25%を失い、消えることのない前科を持つことになります。

 

「不注意で人を致死傷してしまった」という負い目から、

今後の人生を楽しむことはできないと思います。

また、周囲からの厳しい声なども含めると

「人生が崩壊する」と言っても過言ではないでしょう。

 

本題に入る前に結論を述べます。

「不安のあるブロック塀」を放置することは厳禁です。

 

今回の記事で得られる情報

・ブロック塀を放置することによるリスクについて

・確認方法・危険な状態について

・修繕について

 

ブロック塀の危険とは?

過去に地震が原因でブロック塀が倒壊して、女の子とおじいさんが犠牲になりました。

また、大きな地震ではブロック塀の倒壊による被害者はほぼ毎回出ていますし、

以前から危険視されていることでもあります。

 

ちなみにブロック塀の厚さによって、耐用年数は以下のとおりです。

・150mm:30年

・120mm:15年

・100mm:12年

 

ただし、外に晒されているブロック塀は雨風によって風化したり、

車の走行による振動などによって、予想より早く寿命を迎えるケースが多くあるようです。

 

これらも「ブロック塀倒壊による人身事故」の原因の

一つとされているのではないでしょうか?

 

また、ブロック塀の重さを甘く考えてはいけません。

ブロック塀に使われる材料はコンクリートですが、最も薄い100mmタイプでも、

重さは1ブロックで10kgあります。

 

【恐ろしい例え】

100cmの高さから、このブロックが足に落下したと仮定します。

この時、ブロックが持つエネルギーは100Jで、

野生の動物を狩るときに使用するクロスボウと同じエネルギーです!!!

※クロスボウとは、弓と銃を合わせたような武器で、

エネルギーはアーチェリー(洋弓:50J)の2倍あります。

このような物が足に落下したとすると、無傷はありえないでしょう。

靴を履いているにしても、最悪骨折してもおかしくありません。

 

ブロック塀の確認をしてみましょう。

自分を含めた家族はもちろん周囲の方々への安全を確保するために、

ブロック塀の劣化具合を確認しましょう。

 

A ひび割れ

「ひび割れくらい」という安易な考えはやめましょう。

「ひび割れがある」ということは「隙間がある」ということです。

隙間から浸水し、中の鉄筋に錆が発生すると約3倍近くにも膨れ上りますし、

浸水した水が冬場に凍結するとブロックが爆裂することもあるようです。

 

爆裂する理由は、隙間に埋まった水が凍結すると体積が大きくなり、

コンクリートが圧迫され、耐えきれなくなるからです。

 

「ひび割れ」は

ブロック塀を含め外壁、屋根などあらゆる物の崩壊の元凶です。

 

B 傾き

傾きがあるということは、ブロック塀に大きなひび割れがある、

もしくは、ブロック塀を繋いでいるモルタルが大きく破損しています。

 

モルタルが破損すると直線的な隙間が見えるようになります。

これは、鉄筋が浸水により錆びて膨張し、

ブロックとブロックを引きはがしてしまった状態です。

 

またこの状態は、鉄筋が錆に侵食影響がさらに大きくなるため、

倒壊のリスクが上がっています。

 

C 色

ブロック塀が赤茶色になっている(褐色化している)ことは、

ひび割れによって鉄筋の錆があり、その錆び汁による変色と思っていいでしょう。

 

すぐに倒壊することを示すわけではありませんが、

ブロック塀からのSOSだと考えることをおすすめします。

 

ブロック塀の修繕

直し方にDIYと業者に頼む方法がありますが、個人的にDIYはおすすめしません。

確かに業者に頼むことに比べ安価ですが、

リスクに関しては気休め程度と思った方がいいです。

 

DIYしたブロック塀の倒壊で被害者を出した場合、

それこそ「安物買いの銭失い」となります。

 

私は以下の理由から業者に修繕見積もりをおすすめします。

・DIYと比べてもちろん強力な修繕ができること

・修繕不可の場合は撤去するという判断ができること

 

修繕の目的は被害者を出さないことです。

所有物を失うことは覚悟が必要で、

ご自身でブロック塀を撤去するという判断は難しいのではないでしょうか。

 

しかし、人生が崩壊するリスクがあると考えることができれば、

きっとブロック塀の修繕に対してのハードルは下がると思います。

 

まとめ

① 「不安のあるブロック塀」を放置することは厳禁です。

地震が原因でブロック塀が倒壊することは以前から危険視されており、

大地震ではほぼ毎回被害者が出ています。

被害者が出た場合、多額の損害金、過失致死傷罪として刑事罰を受ける可能性があります。

自身への負い目と周囲からの厳しい声を含めると、

「人生が崩壊する」と言っても過言ではないと思います。

 

10kgのブロックを高さ100cmから落下させた時、足元に到達する瞬間のエネルギーは、

クロスボウと同じエネルギーを持っています。

 

② 自分を含め周囲の人への安全を確保するために、

ブロック塀の劣化を確認しましょう。

注目するべきところは
 Aひび割れ B傾き C

です。


Aは崩壊の元凶

Bは崩壊のリスクが上がっていることを示す

Cは錆び汁により褐色化しており、ブロック塀(建物なども含む)からのSOS

と考えて劣化具合を確認しましょう。

 

③ DIYは場合によっては「安物買いの銭失い」になり得ることだと私は考えています。

しっかり業者に修繕見積もりを出すことをおすすめしたいです。

 

業者に依頼するメリットは

・DIYと比べて当然強力な修繕ができる

・修繕不可の場合は撤去するという判断もできる

です。

 

所有物を失うことは苦しいですが、修繕の目的(安心安全)を見失わなければ、

きっと正しい選択をしたといつか思うことができるでしょう。

【最終的な結論】

不安なブロック塀を放置することは人生を崩壊させるリスクがあることに等しいと、

私は考えています。

 

もし、不安なブロック塀を持つ方がいらっしゃるなら、撤去の可能性もありますが、

勇気を持って業者に修繕依頼をして欲しいと思います。

 

ここまで、ご覧いただきありがとうございました。

トラストホーム株式会社は、

リフォーム会社なのでブロック塀の点検や補修工事なども行っています。

 

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